月の裏側を見てみたい。

「札幌の家庭教師ポプラ工房」共同代表 横山の雑記

「今の仕事を選んだ理由」

今週のお題「今の仕事を選んだ理由」
これだったらブログテーマにも重なるかもしれないし、
書けるかもしれない。
読者もまだすくないうちに書き残しておこう。

ときどき、何をしているのと聞かれる。
フリーターのようなもんです。」
と応える。

日々、新しい案件を探し、
日々、対応に追われている。
そんな毎日が続く。

最初に入った会社は、町工場的な会社に研究部門を作るということで入社した。
突然、会社員2年目のときに社長の息子が入社してきて、
新入社員だったのに、専務の名刺を持ちあるき、
好き放題していたのをみて、

「あぁ、会社ってのは、創業一族をまもるし、従業員は最後に切られるな。」

そんな風に感じた。

当時、ピュアだったので、
社会の理不尽だけが目につき、
その影で、社長がどれだけ努力をしていたかは
わからなかった。
ただ、辞める直前になっていわれの無い責任を上司に押し付けられたという苦い思い出がある。
文句を言ったら、
「辞めるんだから、いいじゃん。」
と一言言われた。

会社なんて、そういうものだ。
そう刷り込まれた。

数年後、その会社は一瞬、世間を騒がせて、倒産した。

その次の会社は、
当時のサラリーマン社長と喧嘩してやめた。
正確に言うと、
喧嘩したつもりは無いのだが、嫌われた。

おそらく、社内標語を集めたときに出した
「全国出張、会社の金で飲み食い、キャバクラたのしいぞ。」

みたいなのを提出したのが気に障らなかったらしい。

最終的に一人でいろいろやる(今の仕事)前。
最後のサラリーマンの仕事は、業界トップ企業だった。

最終的には独立したいと思っていたら、
採用担当をしてくれた人が、
会社にいながら独立準備をするといい。
そういってくれた。
3度入社を断ったから、
三顧の礼などと揶揄された。

だから、入社した。
大手に入社するといままで体験したことの無いノンビリしたものも体験できた。
従業員50名規模から数万人規模まで体験したことになる。

大企業、分業は進み、責任回避のシステムができており、すべてコントロールされた仕組みの中、残業はしっかり出て、休みもしっかりとれて。
これが当たり前の世界もあるんだと、いまさらながら愕然とした。

おのずと、思考は、独立に向けての動きになる。
仕事を終えて家にいても別のことをする。外に出かける。

「誰もが学びたいときに学べる。そういう場所づくりをしたい。
仲間作りをしたい。」

おそらく、当時のパートナーはそういうことがいやだったのだろう。
大切にしていたお金もずいぶん使ったのだと思う。

家庭が壊れた。

子どもたちをひきとり、実家にこもった。
悶々とした日々がつづく。
が、何人かが背中を押してくれた。
働く人と、会社がまっとうな関係をつくりたいな。そういうようなコンセプトの会社があってもいいだろう。
会社をつくるときめたとき
サラリーマンが会社を創るっておもしろいな。
上司に退社を申し出たら、
「辞めるのもいいが、会社にいながらやってほしいことがある。」
そういわれた。
「どうせながくいないのだから、暴れろ。」
そういうことだったらしい。

うまく着地点を探そうと想っていたら、
会社の誰かが、垂れ込みをした。
「勝手に会社を創り、売上げを抜いている。」
まったくやっていることが関係ないのに、
なぜ、そのようなことをいわれたのか。わからない。
世の中には誰の得にもならないことを、
独自の正義感をだして正してくれる人がいる。

上司は会社を創っていること、創業していること黙認していた。
社長にも、知られ、事実関係はともかく、
すぐに退社をせざるを得なくなった。

そして、最初に戻る。

ときどき、何をしているのと聞かれる。

フリーターのようなもんです。」
と応える。

日々、新しい案件を探し、
日々、対応に追われている。
そんな毎日が続く。

その中の一つに、家庭教師があって、家庭教師の派遣がある。
課題が解決されるときに
子どもたちがいっぽいっぽ進んでいるのがわかる。
この仕事はこの仕事で本当に楽しい。

この年末、クライアントの大ゴケの形で
数十万の売上げが消滅した。
そういうのも茶飯事。
会社を創るのにも友人の力を借りたにもかかわらず、
余裕の無い状態が続き不義理をしてしまっている。

今の仕事を選んだ理由。
もしあえて言うなら
「あとからふりかえってみて面白い」と思う方を選んでいたら、
こうなった。

いまは、しんどいことの方が多いけど。