月の裏側を見てみたい。

「札幌の家庭教師ポプラ工房」共同代表 横山の雑記

子どもにやる気を出させる方法

成功する人は「やる気」で仕事をしない。
というような記事を読んだ。

やる気じゃなくてシステムで
ビジネスを成功に結びつけるというのだ。

まあ、そうなのだろうとおもう。たぶん。

そもそも成功って何だ?と考えていたから、詳細までは覚えていない。

 

とはいえ、家庭教師の現場では
「やる気が出なくて困っているので、何とかして欲しい。」

依頼されることが少なくない。

さて、困った。
人によって考え方が様々で、
思いもさまざま、
目指しているものもさまざま。
状況もさまざま。
そんななかでやる気という抽象的なものを引き出す方法は、なかなか難しい。

ただ、いま僕の中での答えのようなものはある。
なにせ、強い意思で目標達成とは無縁の中で生きてきたから、
「自分はこういうとき、やる気がなくなった。」
という経験は豊富だ。
であれば、それを少しでも減らす環境を周囲が
創っていけばいいのではないかと思う。

【こんなときやる気がなくなった~自分アンケート】
※オトナに言動の矛盾を感じたとき。
※やろうとおもったことを先に指摘されたとき。
※やってもやってもまだまだあなたの実力はこんなものではないといわれたとき。
※他人と比較されたとき。
※わくわくしたことに共感されなかったとき。
※さんざんがんばった結果をよく吟味せず否定されたとき。
※インセンティブがどのような面からも感じられないとき。
※自分の価値観とあわないことをさせられているとき。
※指示の発信元が尊敬できないとき。
※しんどいときに周りだけが楽しそうなとき。
※すぐそこに別の楽しいことがあるとき。
※健康が不調なとき。
※周囲が不仲なとき。
※興味の持てないことをしているとき。

などなど・・・・
やる気を出させる方法なんて知らない。
どんなに手を尽くしたって世の中はやる気をなくさせることばかりだ。

実は、
やる気のなくなっている子、なんてほとんどいないのだと思う。
子どもがやる気がでるコンテンツと
オトナがやる気をださせたいコンテンツがずれているのだ。

やる気の有無を議論する前に、
オトナと子どもの思いのずれを確認してみるといい。