月の裏側を見てみたい。

「札幌の家庭教師ポプラ工房」共同代表 横山の雑記

引き算の妙

相当欲張りでさらに飽きっぽい。
いろいろなことを始めては投げ出してしまう。

いま、個人的に
プロジェクトをいくつか動かしている。

この時に、盛り込む素材。

あれもこれも。欲張りたくなる。
多くの人を巻き込みたくなる。

多くのお金を投入したくなる。

多くのコンテンツを盛り込みたくなる。

 

盛り込みすぎて、うまくいかない経験は山ほどしているのに。

 

最近は、引き算を思い出せるようになった。

端数を引き算する考え方。

 

勉強を教えるときも、あれもこれも伝えておきたい。
そういうときに、ぐっと我慢する。

これは、足し算でもないし、掛け算、割り算でもない。

引き算だから伝わるし美しい。

夏至

夏至

一番、日照時間が長くなる日。

この日は、
なんとなく寂しい気持ちになる。

もう、これからだんだん日が短くなっていくのだな。


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神よ、造られたものすべてによって、わたしはあなたを賛美します。

わたしたちの兄弟、太陽によってあなたを賛美します。

太陽は光をもってわたしたちを照らし、その輝きはあなたの姿を現わします。

わたしたちの姉妹、月と星によってあなたを賛美します。

月と星はあなたの気高さを受けています。

わたしたちの兄弟、風によってあなたを賛美します。

風はいのちのあるものを支えます。

わたしたちの姉妹、水によってあなたを賛美します。

水はわたしたちを清め、力づけます。

わたしたちの兄弟、火によってあなたを賛美します。

火はわたしたちを暖め、よろこばせます。

わたしたちの姉妹、母なる大地によって賛美します。

大地は草や木を育て、実らせます。

神よ、あなたの愛のためにゆるし合い、病と苦しみを耐え忍ぶものによって、

わたしはあなたを賛美します。

終わりまでやすらかに耐え抜く者は、あなたから永遠の冠を受けます。

わたしたちの姉妹、体の死によって、あなたを賛美します。

この世に生を受けたものは、この姉妹から逃れることができません。

大罪のうちに死ぬ人は不幸な者です。

神よ、あなたの尊い御旨を果たして死ぬ人は幸いな者です。

第二の死は、彼を損なうことがありません。

神よ、造られたものすべてによって、わたしは深くへりくだってあなたを賛美し、感謝します。

大学での講義

ポプラ工房で、研修をしていただいた
ハッピーアローの代表 森順子さん

www.happyarrow.jp


森さんから、きっかけをいただき
北海道科学大学で、一コマ×3、授業をさせてもらった。

講義のテーマは
問題解決法
ということだったので、

あまり、
多くしゃべることのない
音楽配信の話にまつわる失敗だらけの
お話をしてきた。

2011年に一曲目 Never Give Up
を試行錯誤の中で配信。

Never Give Up -Sing Sync Project- - Single

Never Give Up -Sing Sync Project- - Single

  • Sing Sync 2011
  • ポップ
  • ¥400

 

その後、

A Lifetime - Single

A Lifetime - Single

  • Sing Sync
  • ポップ
  • ¥600

 

2013年、2014年と2曲を配信したのだけど、
普段、音楽業界などとはほとんどかかわりのない自分が、
ここまで、たどり着き、世界で(爆発的ではないけど)も
曲を買ってくれる人がいるということをお話しした。

講義の準備に際して、
自分の歩みを確認し、本当に失敗だらけだったことをふりかえる。
みんなの力ももらったけど、みんなに迷惑もかけたなあ。

学生に伝えたかったことは
「まあ、いろいろあるけど、なんとか生きていけるよ。」
っていうこと。

だったのだけど、一応、問題解決法というテーマもあるし
講義ということで
ちょっと、背伸びしちゃった。

「自分の常識を疑おう。」
「好奇心をもとう。」


たまに、若い人たちがあつまる空間に足を運ぶっていうのは、
本当に刺激になるし、
今回の講義をひきうけることで、
いっぱいのプレゼントをもらった。

学生たちとの出会い。これはもちろん、
同じ講義を担当することになった附柴さんとの出会い。
附柴さんはSAVON de SIESTAの会長で、
札幌のクリエイティブなシーンで知る人ぞ知る存在だ。
附柴さんの講義にもお邪魔した。
もし、試験があったなら、
どの学生よりも高得点を取る自信があるくらい真剣に聞いた。

at-siesta.com


学部はちがうけど、
同じような分野を同じ大学で勉強していたことが判明。
講義の様子は
附柴さんも早速ブログに書いていた!!
(先にやられてしまった。さすが、仕事が早いな)

起業家的な問題解決法|札幌スタイルの会社づくり


息子の中学時代の同級生にも
あえた。
びっくりした。
いろいろびっくりしたけど、
自分の知らない息子の姿を知ることができて、
最近、家に帰ってこない、
彼の様子を知ると、
これはほんのり心があたたかくなる。

ポプラ工房も、
日々いろいろな問題が発覚するけど、
問題解決を語った自分が解決できないわけがない。
と思っている。
これまでだって乗り越えてきたのだから。

 

 

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区切り

いつのまにか、
入試が終わり、新しい年度がはじまっていた。

いつのまにか。と書いたけど、
自分は、その真っ只中にいて
毎年来ることがわかっているのに
うまくその波を乗りこなせない。

行動がとまり、
足が止まる。

動いているのに、実感ができない。

空回りとも違う。

不登校の子に、「けじめをつけるために学校に来い。」
そういう手紙を書いてきた教師がいた。


けじめ。なにか悪いことをしたのか?

自分が追い詰めた可能性もあるかもしれずに、
そこには一言も言及せず、
けじめ。という言葉を安易に使うベテランの教師。


忙しくて手が止まるとき

自分が何かに追い立てられているとき
見た目では何も進んでいないのに
目の前の山積みな課題をみて
かえって動けないときはないだろうか?

この数週間
おそらく、10時間以上連続して同じ場所にいたことは
自宅も含めてない気がする。
(ん?それほどたいしたことないこと?ふつう?)

そんな時に、
いつでも仕事ができるようにと
パソコンを持って歩いているのだが、
パソコンを開くことすら
億劫になる。

スケジュールもダブルブッキングになってしまったり、
失念してしまったり、

1月から、毎週のようにあちこちで、
入試というものが行われ、
それぞれがそれぞれのタイミングで
こんな状態にある
受験生も多くいるのではなかろうか?

志望校に入るためにやらなきゃいけないこと。山積みなのに、
どこから勉強を手を付けていいかわからず、
いまやっている過去問は、
どうせ過去問だから本番に出ないだろうとか
かんがえちゃったり。

どうしたらいいのだろ。
そんな答えがわかっていて、
適切に対処できれば、
いま、僕はここで、あわあわしなくても済むのだろう。

だから、
あきらめて、目の前の
紙くずを
ゴミ箱にいれることから始めることにした。

 

「今の仕事を選んだ理由」

今週のお題「今の仕事を選んだ理由」
これだったらブログテーマにも重なるかもしれないし、
書けるかもしれない。
読者もまだすくないうちに書き残しておこう。

ときどき、何をしているのと聞かれる。
フリーターのようなもんです。」
と応える。

日々、新しい案件を探し、
日々、対応に追われている。
そんな毎日が続く。

最初に入った会社は、町工場的な会社に研究部門を作るということで入社した。
突然、会社員2年目のときに社長の息子が入社してきて、
新入社員だったのに、専務の名刺を持ちあるき、
好き放題していたのをみて、

「あぁ、会社ってのは、創業一族をまもるし、従業員は最後に切られるな。」

そんな風に感じた。

当時、ピュアだったので、
社会の理不尽だけが目につき、
その影で、社長がどれだけ努力をしていたかは
わからなかった。
ただ、辞める直前になっていわれの無い責任を上司に押し付けられたという苦い思い出がある。
文句を言ったら、
「辞めるんだから、いいじゃん。」
と一言言われた。

会社なんて、そういうものだ。
そう刷り込まれた。

数年後、その会社は一瞬、世間を騒がせて、倒産した。

その次の会社は、
当時のサラリーマン社長と喧嘩してやめた。
正確に言うと、
喧嘩したつもりは無いのだが、嫌われた。

おそらく、社内標語を集めたときに出した
「全国出張、会社の金で飲み食い、キャバクラたのしいぞ。」

みたいなのを提出したのが気に障らなかったらしい。

最終的に一人でいろいろやる(今の仕事)前。
最後のサラリーマンの仕事は、業界トップ企業だった。

最終的には独立したいと思っていたら、
採用担当をしてくれた人が、
会社にいながら独立準備をするといい。
そういってくれた。
3度入社を断ったから、
三顧の礼などと揶揄された。

だから、入社した。
大手に入社するといままで体験したことの無いノンビリしたものも体験できた。
従業員50名規模から数万人規模まで体験したことになる。

大企業、分業は進み、責任回避のシステムができており、すべてコントロールされた仕組みの中、残業はしっかり出て、休みもしっかりとれて。
これが当たり前の世界もあるんだと、いまさらながら愕然とした。

おのずと、思考は、独立に向けての動きになる。
仕事を終えて家にいても別のことをする。外に出かける。

「誰もが学びたいときに学べる。そういう場所づくりをしたい。
仲間作りをしたい。」

おそらく、当時のパートナーはそういうことがいやだったのだろう。
大切にしていたお金もずいぶん使ったのだと思う。

家庭が壊れた。

子どもたちをひきとり、実家にこもった。
悶々とした日々がつづく。
が、何人かが背中を押してくれた。
働く人と、会社がまっとうな関係をつくりたいな。そういうようなコンセプトの会社があってもいいだろう。
会社をつくるときめたとき
サラリーマンが会社を創るっておもしろいな。
上司に退社を申し出たら、
「辞めるのもいいが、会社にいながらやってほしいことがある。」
そういわれた。
「どうせながくいないのだから、暴れろ。」
そういうことだったらしい。

うまく着地点を探そうと想っていたら、
会社の誰かが、垂れ込みをした。
「勝手に会社を創り、売上げを抜いている。」
まったくやっていることが関係ないのに、
なぜ、そのようなことをいわれたのか。わからない。
世の中には誰の得にもならないことを、
独自の正義感をだして正してくれる人がいる。

上司は会社を創っていること、創業していること黙認していた。
社長にも、知られ、事実関係はともかく、
すぐに退社をせざるを得なくなった。

そして、最初に戻る。

ときどき、何をしているのと聞かれる。

フリーターのようなもんです。」
と応える。

日々、新しい案件を探し、
日々、対応に追われている。
そんな毎日が続く。

その中の一つに、家庭教師があって、家庭教師の派遣がある。
課題が解決されるときに
子どもたちがいっぽいっぽ進んでいるのがわかる。
この仕事はこの仕事で本当に楽しい。

この年末、クライアントの大ゴケの形で
数十万の売上げが消滅した。
そういうのも茶飯事。
会社を創るのにも友人の力を借りたにもかかわらず、
余裕の無い状態が続き不義理をしてしまっている。

今の仕事を選んだ理由。
もしあえて言うなら
「あとからふりかえってみて面白い」と思う方を選んでいたら、
こうなった。

いまは、しんどいことの方が多いけど。



 

月のこと

月が出たので、狐の毛なみが銀色に光り、その足あとには、コバルトの影がたまりました。
新美南吉 手袋を買いに)

昨日、打ち合わせに行った札幌郊外の
とある場所でみた月はとてもきれいだった。

月あかりは、絶対に冬の方がきれいだ。

前にも書いたかもしれないけど、
月は自ら光を放つことが無い。

太陽の光を反射して
その光でほのかに明るく影の部分を照らす。

その反射した光を
さらに反射するのが雪となって、
反射することで、

光の尖った部分がどんどんなくなっていく。

エネルギッシュなパフォーマンスをする
太陽ではなくても
また、
太陽で輝く月ではなくても、

そして、いつもじゃなくても
暗闇を行く人の足元を照らすくらいの役割はできる。